ちんびろ

雑記です

さえないおっさん2人がGoogleのインターンシップに紛れ込む、「インターンシップ」で学んだ3つのこと

ゴールデンウィークは相変わらずの非リア充だったので、映画を何本か見ました。

その中で、一本ずっと見たかった、「インターンシップ」がおもしろかったのと、ウェブサービスの原点というか、普段あまり意識できていなかったところを再確認できたので、その学びを書き残しておきたいと思います。

主人公は腕時計を売る、敏腕のセールスマンのビリーとニック

f:id:sam_h_m:20150507022114j:plain

主人公のニック(左)とビリー(右)

腕時計を販売するビリーとニックは自分たちが接待営業をしているときに、働いている腕時計の会社が倒産したことを営業相手に聞かされます。

失望する二人はたまたま求人情報をパソコンで調べていると、googleにたどり着き、そこに就職をしようと計画します。内定の座をかけたチーム戦のインターンのなかで、チームメンバーとライバルはみんなインターネットギーク、それも自分たちよりも20歳年下という中で、超アナログ人間の二人はどう活躍をするのか…というあらすじになっています。

詳しく書こうと思ったのですが、実際に映画を見たほうが楽しめると思いましたので割愛します。仮にネタバレを見てしまっても、とても面白い映画なのでぜひ!(次からネタバレが入ります。見たくない方は早くここから脱出するんだ!)

 

www.amazon.co.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

学びその1:チームはそれぞれの強みを持って機能しているか?

f:id:sam_h_m:20150507022443j:plain

Googleインターンシップの内容は実に多様で、アプリを作成してダウンロード数を競ったり、2万行のプログラムの中からバグを見つけた報告するスピードを競ったり、ハリーポッターのクイディッチをやったり、広告の営業金額を競ったりを繰り返して、チーム同士を競わせます。

 

どのインターンシップのプログラムも、チームワークがちきんとないと勝てない内容になっていて、たとえばバクを報告するプログラムならユーザーのログ情報を解析する担当者、サーバーからデータを引っ張ってきてどこで異常がでたかを確認する担当者、新規でコードを書き直す担当者、書き直したコードのテストする担当者と、それぞれが得意な分野で力を発揮しなければなりません。スタートアップは基本的にみんななんでもまんべんなく業務を行うという風潮がある中でも、しっかり役割担当はできているか、フォーカスするポイントがずれていないかなど、良い振り返りになりました。

 

学びその2:ユーザーと接するとき、最大限フレンドリーに接触できているか

f:id:sam_h_m:20150507022456j:plain

インターンシップも後半になり、カスタマーサポートの受け答えとその内容に関するチェックのプログラムがはじまります。このシーンでは当然インターンシップ参加者の全員がそれぞれの担当サービスに関する知識を持ち合わせているのですが、ビリーとニックはそれに加えてユーザーと対話するときのフレンドリーさが目立ちました。

 

たとえばビリーが対応したお問い合わせの内容はざっとこんな感じです。

「やあ、カスタマーサポート担当のビリーです。え?gmailが動かない?ひょっとするとタブを開きすぎているかもしれないね。申し訳ないけど、いらないgmailのタブを何個か消してもらえるかな?あ、動いた?よかった!それでは良い一日を。」

 

とてもフレンドリーで、問い合わせたユーザーがその後とても気持ちのいい1日を過ごしたの簡単に想像できますね。ここでビリーのよかったポイントは

1.ユーザーを待たせずにすぐに困っている内容の回答をだした。

2.通常よりもフレンドリーな声のトーン、言い回しを行った

という点です。

 

もしもビリーの回答が

「はい。カスタマーサポートのビリーです。gmailが動かないの?それはあなたのPCのメモリが不足していて、ブラウザの処理が遅くなっているからじゃないですか?まずPCのスペックから教えてもらえますでしょうか?」
と切り出していたら、インターネットに詳しくないユーザーは混乱していたでしょう。

 

学びその3:いつでも夢をあきらめない

f:id:sam_h_m:20150507023217j:plain

さっき書いたカスタマーサポートのインターンシッププログラムで、実はビリーが必要事項を一つ聞き逃していて、プログラムに不参加・失格扱いになってしまいます。

ビリーが失格になると当然その分のポイ

ントがチームから差し引かれるので、彼らのチームの内定パスは一気に遠のいてしまいます。チームに迷惑をかけたビリーは責任を感じるとともに、自分は足を引っ張るアナログ人間だと落ち込み、Googleから逃げ出します。

インターンシッププログラムの最終選考は広告の営業の成績を競うものです。敏腕営業マンのビリーがいなければ、チームの勝利はありません。親友のニックは急いでビリーを探し出して、彼らがあんなに切望していたGoogleで働くことへの思い、そして夢について語ります。

その結果、ビリーはまた夢に向かって立ち上がり、遅くなりながらもプログラムに参加し、ギリギリまで粘り、インターンシッププログラムで最優秀成績を収めたチームとして、全員が内定を手に入れるストーリーとなっています。

もしもビリーがあきらめていたらその時点でGoogle内定は100%ありませんし、夢の大切さ、無謀への挑戦、あきらめない心の大切さを再確認しました。

 

以上が、ぼくが「インターンシップ」を見て感じた、企業の原点・振り返りたいスタートアップの学びでした。いかがでしたでしょうか?

 

インターンシップ」、ちょっと見たくなったんじゃないですか?

こちらからいつでも購入できますので、興味が湧いた方はぜひ見てみてください。

www.amazon.co.jp

 

おまけ

映画の魅力その1:この映画はコメディに分類されていて、ところどころ出るジョークがとても面白く、このブログに書いた学び以外にも楽しめる内容となっています。

 

映画の魅力その2:なんと本編にGoogleの代表であるセルゲイ・ブリン氏が登場します!あなたは見つけられるかな?

 

映画の魅力その3:インターネットつながりなのか、ソーシャルワークでディヴィヤ・ナレンドラを演じたマックス・ミンゲラ氏がインターン生として登場します。ソーシャルワークのときとは全く違う、流ちょうなイギリス訛りの英語を聞くと、俳優ってすごいなって思えますよ。

 

それでは、次の映画レビューでお会いしましょう。(シリーズ化は未定です。Amazonで映画を買ってもらえると今後の私の活動資金が増えます。)