ちんびろ

雑記です

企画の正しい設計方法を考える

うちの会社は若いせいか、みんな企画の進め方があまり定まっておらず、企画の途中で議論になることがある。

じゃあどうやって企画を進めたらいいか。現段階での私の考える進め方をメモしておきたい。

 

1.なによりもまずは共有

企画をやる上で、これ以上に大事なことはないと考える。巻き込む・巻き込みたいメンバーに対してそれぞれの役割をお願いすること、そもそもこの企画の目標、その目標の根拠、数字、ドキュメント、期限。あげだしたらきりがないし、これはみんな理解しているようでなかなか実践できる人がいない。そこで、企画に関して何かあればDocsにでも書き込んでチームメンバーがそのドキュメントを見るだけで今までの流れ、そして今後のステップがわかるようにしておくと楽だし、そうすべきだと、私は考える。

 

2.目標を考える

どんな人に向けての企画なのかを考える。路上や施設で美容商品のサンプルを配布するにも、その目標・狙いが休眠ユーザーの回帰等であれば完全にズレているし、その目標は見直す必要がある。

 

3.企画のターゲットを考える

「誰」に対して「どのような」企画を行うかは企画の肝であり、最も軽視してはいけないものだと考える。ターゲットユーザーがブレてしまうと、企画が根本からくつがえることもあるし、それまでの時間、工数が全くの無駄になってしまう危険性がある。常に「他人の時間を奪っている」という意識を頭においておかないと、チームとして崩壊するので、企画者は徹底的に叩き込んでおいてほしい。

 

4.アプローチ方法を考える

どのような企画にするのか。エンジニアの協力は必要なのか。専用のLPは用意するのか。そもそもウェブでそのキャンペーンを行うことが正解なのか。数字はどれくらい出るのか。このようなことを考慮して企画を練る必要がある。その際に過去に行って効果が上がった数字や、類似サービスで行われた企画を参考にしてもいい。Amazon流企画設計を参考にするのもいいだろう。

 

5.開発の工数を考える

リリース日までの日にち、エンジニアの工数、マーケターの工数、デザイナーの工数、広報の工数、できたらその企画によって予想されるカスタマーサポートの工数までを頭のなかに入れておくといい。特にプレゼント配布等のキャンペーンを行う場合は、その作業のためにチーム全体の工数を奪ってしまうこともあり、事前の共有と、工数を考慮した企画にしないといけない。また、なかなか難しいが、カスタマーサポートにはこうこうこういう質問が予想されるので、こうこう返信してほしいと、簡単なQ&Aを用意しておくと良い。

 

6.予算配分を考える

その広告に使う予算はいくらなのかを考える。開発を外注するなら外注費、中で広告やLPを作るならその販促費を考え、社内稟議を通していく。その際に必ずその予算を使った場合の効果と、根拠となる数字を提示することが重要。たとえ一回もやったことがない企画でも、ある程度の数字には落とし込めるはずだし、それができなければ企画屋を名乗ることはできないのではないか。

 

7.まとまったものをチームで共有する

いよいよ企画の段階に入ったらまずチームに上記の内容を共有。共有のドキュメント作成。リリース予定日を共有カレンダーに記入。必要であればスプレッドシートガントチャートを作ってもいい。期限を守り、共通の目標意識でメンバーにコミットしてもらえないと、企画が中身の無いものになってしまう。

 

企画が進みだすと各担当を必ずリーダーは把握し、企画の進み具合、見落としている点はないか等の全体像を把握しておく。頻繁にチームメンバーに声をかけていって状況を把握することが大事だろう。Slackでそのチームメンバーだけをいれたチャネルを作ってもいい。

 

要点をまとめると、

・必ず企画の内容は共有する。

・他人の時間を奪っていることを意識し、なにがなんでもリリースと数字達成を守る。

 

今イラッときて殴り書きした内容だからいろいろ足りない点とかは有ると思うが、業務に戻る。